「初めてライブハウスに参戦する！！」

このように、ライブハウスに初めて行くという方がチェックしておきたいのが、ライブハウスの「ワンドリンク制」という仕組みです。このワンドリンク制とは、ライブハウスに入る際、チケット代とは別でドリンク代（だいたい500円～700円程度）を支払う仕組みのこと。

「チケット代も支払ったのにドリンク代も別に払うの！？」と驚いてしまう方もいるかもしれませんが、ワンドリンク制はライブハウスが営業を続けていくためにも必要な仕組みです。

そこで今回はそんなライブハウスの「ワンドリンク制」の仕組みや料金、ドリンクをもらうタイミングなどについて分かりやすく解説！このページでライブハウスの“ドリンク”に関する疑問を解決していきましょう。

ライブハウスのワンドリンク制とは？

先ほどお話したように、ライブハウスのワンドリンク制とは、ライブハウスにチケット代とは別にドリンク代を支払ってドリンク1杯分のチケットと交換する仕組みのことです。

一般的にホールで行われるようなコンサートとは違い、ライブハウスの場合は例えチケット代を支払っていても、入場する際に「別途ドリンク代」を支払う必要があります。

いつも全席指定のコンサートに行く！なんて人からすると、なぜチケット代を支払ったのにまたお金を払わないといけないの？と疑問に思ってしまいますよね。

一体なぜライブハウスはワンドリンク制を導入しているのでしょうか？

ライブハウスがワンドリンク制になっている理由

実はライブハウスがワンドリンク制を取り入れているのには、このような理由があります。

• ライブハウスは飲食店として営業しているから
• ライブハウスが営業を続けていくため

ライブハウスは飲食店として営業しているから

まず１つめの理由として、ライブハウスは「飲食店の営業許可を得て営業している」という理由があげられます。

なぜライブハウスなのに飲食店として営業しているのかと言うと、飲食店の営業許可をとることで営業を開始するための“ハードルを下げることができる”からです。

というのも、一般的にライブハウスのようにステージでライブをしてお客さんに見てもらったり、映画館のようにお客さんに見てもらう映画を上映しているような施設のことを「興行場」と言います。しかし、興行場の営業許可は飲食店の営業許可に比べてかなり条件が厳しいという問題があるため、多くのライブハウスは飲食店として営業許可をとっているというわけです。

つまり、飲食店として営業する＝飲食物をお客さんに提供することでお金を得る必要があるということ。ライブハウスはワンドリンク制を導入することで、お客さんに飲食物（ドリンク）を提供しているので飲食店として営業ができているというわけですね。

ライブハウスが営業を続けていくため

また、もうひとつの理由として、単純にライブハウスが営業を続けていくための収益になるからということも考えられます。

ライブハウスは会場(ホール)レンタルやブッキングライブ等により、主にライブハウスを利用する出演者、イベント企画者から料金を支払ってもらうことで収益を得ています。しかし、ライブを見にきてくれたお客さんや出演者がドリンクを飲んでくれれば、それだけ収益を増やすことができますよね。

最近ではYouTubeやツイキャスなど、気軽に動画を配信できるサービスが充実しているので「ライブをしない！」なんていうバンドも増えてきました。そんな中、ライブハウスが利用者を増やす以外に収益化を図る方法として、ワンドリンク制は大きな役割を果たすと考えられます。

とは言っても、やはりスマホの画面上では伝えられない、生の演奏、迫力、熱気、グルーヴなどを箱の中で体感できるのがライブハウスの醍醐味！ドリンク代を支払うのはちょっと…。という人も一度ライブハウスに足を運べばその魅力に取り憑かれてしまうかもしれませんよ。

ドリンクチケットのもらい方、引き換え方法は？

それでは、ここまではライブハウスのワンドリンク制とは何かについて詳しく解説してきました。

しかし、ここからはドリンクチケットのもらい方から実際にドリンクと引き換えるまでの手順について分かりやすく解説していきましょう！

まず、簡単な流れを説明すると、こんな感じ！

• １．ライブハウス入場口でドリンクチケットをもらう
• ２．ライブハウス店内でチケットとドリンクを引き換える

１．ライブハウス入場口でドリンクチケットをもらう

まずライブハウスにきたら、最初に入場口でライブのチケットを見せて入場することになると思いますが、その時にドリンク代を支払ってドリンクチケットをもらいます。

気になるワンドリンクの料金は？

この時に支払うワンドリンクの料金ですが、基本的にワンドリンク1杯500円に設定しているライブハウスが多いようです。

しかし、2017年の6月に酒税法が改正されたことにより、東京都内の方では1杯600円に設定しているライブハウスも多いもよう。そのほか、2ドリンク1000円という価格設定を行っているライブハウスもあるので、自分が行くライブハウスのドリンク代をチェックしておきましょう！

２．ライブハウス店内でチケットとドリンクを引き換える

そして、会場内に入るとドリンク交換所があるので、入り口でもらったチケットと引き換えにドリンクを交換しましょう！

また、中小規模のライブハウスの場合は、店内にあるバーカウンターで引き換えることが可能です。

ドリンクの種類について。お酒しかないの？ソフトドリンクはあるの？

また、ドリンクの種類について。どのライブハウスも基本的にお酒（アルコール）以外に、コーラやオレンジジュースなどといったソフトドリンクも用意しているので「お酒が飲めない！」という人も安心してください。

ドリンクをもらうタイミングはいつ？

そして、Yahoo知恵袋なんかにも多かった質問が「ドリンクをもらうタイミング」について。

ドリンクチケットをもらうまではいいけど、一体どのタイミングでドリンクと引き換えるのが最適なのかという質問についてです。

もちろんドリンクをもらうタイミングに決まりはないので、基本的にはいつドリンクチケットを引き換えても大丈夫ですが（※公演によります）、自分のお目当てのライブをじっくり楽しむためにも、最適なタイミングでドリンクを引き換えておきたい…！

そこで、ライブハウスでドリンクをもらうタイミングとして、次の２つのタイミングをチェックしておきましょう！

• ライブ終了後にドリンクを引き換える
• ライブが始まる前にドリンクを引き換える

ライブ終了後にドリンクを引き換える

これは本当にライブだけに集中したいという方におすすめのタイミング。基本的にライブハウスは整理番号順に入場することが多いですが「少しでも前列でライブを見たい！」という方は、ライブハウス入場後に少しでも早く会場入りする必要があります。

そのため、ライブが始まる前にドリンクを引き換えに行くタイミングがないと考えると、ライブを見た後にゆっくりドリンクをもらうのも一つの方法です。

もちろん大きな会場の場合、ライブ終了後は一斉にお客さんが帰るので混雑する可能性もありますが、ライブが終わって少し時間がある方はこのタイミングでのドリンクの引き換えをおすすめします。

ただし、ドリンクの引き換え時間が終わっていた！水分補給が足りない！なんてことにならないように注意してください。

ライブが始まる前にドリンクを引き換える

また、ライブが始まる前にドリンクを引き換えておくという方法はライブをゆっくり楽しみたい方におすすめです。

基本的にライブが始まってしまうと、なかなかドリンクを引き換えるタイミングがないもの。そのため、ライブハウスでドリンクチケットをもらったタイミングで、ドリンクと引き換えておくことでドリンクを飲みながらゆっくりライブを鑑賞するなんてことが可能です。

美味しいお酒を飲みながら、迫力あるライブを楽しむ！なんていうのもライブハウスならではの醍醐味。ドリンクチケットの引き換えを忘れた！なんてことも防げるので、是非試してみてくださいね。